お子さまの膝のお皿の下の痛み、このような症状はありませんか?
「運動の後に膝の下を痛がる」
「触ると出っ張っていて痛そう」
「片方の膝だけ痛がるけれど、しばらくすると治る」
もし上記の症状があるなら、それはオスグッド病の可能性があります。
本記事では、オスグッド病の病態とご家庭での対応方法について解説していきます。
オスグッド病とは?

オスグッド病は、膝のお皿の下(脛骨粗面)にくり返し負荷がかかることで炎症が起きる整形外科的疾患です。
成長期のお子さま(小学生高学年〜中学生)で、運動部やクラブ活動に打ち込んでいる場合に多く見られます。
成長期は骨が急激に伸びる時期であり、筋肉や腱が骨の成長に追いつかないことで、膝の一部に強い牽引力がかかり痛みが生じます。
ご家庭でできる対処法と注意してほしいポイント

一時的に痛みが軽減することもありますが、無理をすると悪化や再発のリスクがあります。
そこで保護者の方には、以下の対応をおすすめします。
- 運動後の交代浴
- 負担を減らすための一時的な運動制限
- 太もも前面(大腿四頭筋)を中心としたストレッチの実施
もし以下のような症状があるときには、お早めに整形外科を受診してください。
- 安静にしていても痛みが引かない
- 痛みで歩行や階段昇降に支障がある
- 膝下の出っ張りが硬くなってきている
整形外科での診断と治療

当院では必要に応じて超音波検査やレントゲン検査を行い、オスグッド病かどうかを診断いたします。
治療は、基本的に保存療法で行います。
- 炎症のコントロール
- 必要に応じた運動指導・休止の判断
- ごく稀に注射治療(重症でなかなか治らない人)
- リハビリによる筋肉の柔軟性改善、身体の使い方の指導
よくあるご相談:スポーツは休まないといけないの?

「大会が近いので練習を休ませたくない」「痛みが軽くなったので復帰していい?」このようなご相談を多くいただきます。
基本的に当院では運動を禁止とはせず、運動時の身体の使い方の工夫やケアで対応しています。
あまりに重症なときは、運動を控えることもあります。
保護者の方へ:心のケアも大切です

オスグッド病が重症な子どもは、練習ができないことや痛みで焦ったり落ち込んだりするものです。
そこで保護者の方には、以下のような接し方をおすすめします。
- できる運動やメニューで達成感を味わわせてあげる
- チームや指導者とも情報を共有し、周囲の理解を得る
- 「今は治すのが一番大事だよ」と前向きな声かけをする
まとめ:成長期の膝の痛みは適切な診断とケアを

オスグッド病は成長期によく見られる一時的な症状です。
しかし放置してしまうと、長期化や悪化の原因になります。痛みがある場合は、ぜひ整形外科で一度ご相談ください。
当院はスポーツ整形や成長期の子どもの膝の痛みに豊富な対応実績があり、運動を続けながらの回復支援や、個別リハビリも行っています。
未来あるお子さまの身体と心を、しっかりサポートいたします。
