医療コラム

外側が痛い野球肘は要注意!離断性骨軟骨炎の原因と治療の選択肢

「肘の外側が痛むけれど、休めば治るだろう」と我慢していませんか?

実は、肘の外側の痛みは離断性骨軟骨炎(りだんせいこつなんこつえん)という、将来的に肘が動かなくなる恐れのある病気かもしれません。

この記事をとおして、大好きな野球を長く続けるために正しい知識を身につけましょう。

外側が痛い野球肘の正体と主な原因

野球肘と聞くと、多くの人が内側の痛みを思い浮かべるかもしれません。

しかし、本当に怖いのは外側の痛みです。

この章では、外側の痛みのなかでとくに注意が必要な離断性骨軟骨炎の正体、なぜ起こるのかをくわしく解説します。

内側型との違いと離断性骨軟骨炎の危険性

肘の内側が痛む場合は、靭帯や筋肉が引っ張られることで起こります。

内側型は安静で治ることが多いですが、外側型は放置すると軟骨がボロボロになってしまい、将来的に肘が完全に伸びなくなったりする危険性があります。

外側の痛みは、内側よりもずっと慎重に扱う必要があることを覚えておきましょう。

肘の外側に負担がかかる投球メカニズム

ボールをリリースする直前、肘の内側は引き伸ばされ、反対側の外側では骨と骨がギューッと強くぶつかり合っているのです。

具体的には、肘が下がったフォームや手投げの状態だと、このぶつかり合いがさらに激しくなります。

これを何百回、何千回とくり返すことで、軟骨下骨の血流障害が起きて発症するのですね。

早期発見のためのセルフチェックポイント

外側の野球肘を早期に見つけるためには、日々のセルフチェックが欠かせません。

  • 肘の外側を指で押したときに痛みがあるか
  • 肘を最後までピーンと真っ直ぐ伸ばせるか
  • 左右の肘を比べて、曲がり具合に差がないか

離断性骨軟骨炎の初期段階では、投球以外で痛みをあまり感じないことが多いです。

痛みが強くなってからでは、すでに軟骨が剥がれかけていることがあり、治療に時間がかかってしまいます。

ぜひ、今日からお風呂上がりなどに上記項目をチェックしてみてくださいね。

外側が痛い野球肘における治療方法の選択肢

もし外側型野球肘と診断されたら、どのような治療が行われるのでしょうか。

実は、見つかったときの状態によって、治療内容は大きく変わります。

この章では、外側型野球肘の治療方法について解説していきます。

保存療法と練習休止の判断基準

なぜなら、成長期の子どもの骨には強い再生能力が備わっているから。

その際の投球禁止期間は、3ヶ月〜半年程度を設けることが多いですね。

手術が必要になるケースとその術式

手術の方法には、剥がれた軟骨をピンで固定したり、自分の体の他の部位から元気な軟骨を移植したりする方法があります。

手術と聞くと怖く感じるかもしれませんが、手術を乗り越えて甲子園やプロの世界で活躍している選手もたくさんいます。

もし、医師から勧められた場合はしっかり話し合い、納得した上で決断するようにしましょう。

最新の治療選択肢と当院での対応方針

最近では、体への負担を抑えた新しい治療の選択肢も増えてきています。

当院でも最新のエコー機器を使い、ミリ単位で骨の状態を確認しながら、お一人おひとりに最適な治療プランを提案しています。

外側が痛い野球肘から復帰するためのリハビリ

肘が治ったからといって、いきなり全力で投げ始めるのは禁物です。

再発を防ぎ、最高のパフォーマンスを発揮するためには、正しいステップを踏んだリハビリが必要です。

この章では、復帰までの具体的な流れや、休んでいる期間にできるトレーニングについてお伝えします。

投球フォームを改善するためには柔軟性が必要

なぜなら、体全体がうまく使えないと肘だけでボールを投げようとしてしまい、過度な負担がかかるからです。

具体的には、股関節を柔らかくしてしっかりと踏ん張れるようにしたり、肩甲骨の可動域を広げてスムーズな腕振りをサポートしたりするストレッチを行いましょう。

当院のリハビリでは、理学療法士が個別に体の硬さをチェックし、あなたにぴったりのメニューを作成します。

投球休止中に選手ができるパフォーマンスアップ術

投げられない期間も、ライバルに差をつけるためにできることはたくさんあります。

たとえば、以下のようなトレーニングがおすすめです。

  • 体幹トレーニング:投球軸を安定させ、パワーをボールに伝わりやすくする
  • ファンクショナルトレーニング:スムーズな投球に必要な身体機能を強化する

ただ座って治るのを待つのではなく、今できることに全力で取り組む姿勢が、復帰後の大きな成長を約束してくれます。

【岡山市】当院の外側型野球肘の治療とサポート体制

岡山市北区にある当院「あおき整形リハビリクリニック」では、野球に打ち込む学生アスリートを全力でバックアップしています。

この章では、当院がどのようにして野球肘を診断し、どのようなサポートを行っているかをご紹介します。

レントゲン・超音波(エコー)検査での精密診断

離断性骨軟骨炎は、初期段階だとレントゲンには写りにくいという特徴があります。

そこで、超音波検査でリアルタイムに骨や軟骨の状態、炎症状態を確認するのです。

これにより病気の進行度を正確に把握し、最適な治療法をすぐに提案することが可能となります。

ファンクショナルトレーニングによる再発防止策

そのために、当院ではファンクショナルトレーニングをリハビリに取り入れています。

ファンクショナルトレーニングとは、実際の野球の動きにつながる体の使い方を覚える練習法のこと。

理学療法士の指導のもと、ボールを投げる際の重心移動や、肘に負担をかけない腕の出し方を徹底的に練習します。

理学療法士からのメッセージ

肘を痛めて大好きな野球ができない悔しさは、本当によくわかります。

しかし、休養期間は決してマイナスではありません。自分の体と向き合い、正しい使い方を覚えるための貴重な時間です。

フォームの悩みやトレーニング方法など、小さなことでもお気軽にご相談ください。

あなたが笑顔でグラウンドを駆け回れるその日まで、サポートいたします。一緒に頑張りましょう!

院長からのメッセージ

院長の青木です。

野球肘、とくに外側の痛みは、放置すると将来にわたって大きな影響を及ぼす可能性があります。

私は医師として多くの選手を診てきましたが、「もっと早く来てくれていれば…」と思う場面は少なくありません。

当院では最新設備を整え、全力で治療にあたっています。

しかし大切なのは、あなた自身が自分の体を大切にしようと思う気持ちです。少しでも違和感があれば、迷わず相談に来てください。

プロをめざす子も、趣味で楽しむ子も、みなさんが長く野球を楽しめるよう全力でサポートいたします。

まとめ|野球肘の外側の痛みは放置せず早期に専門医へ

肘の外側が痛む離断性骨軟骨炎は、内側の痛みよりも慎重な対応が必要な病気です。

初期であれば保存療法で完治をめざせますが、放置して悪化すると手術が必要になり、野球を諦めなければならない状況にもなりかねません。

もし岡山で肘の痛みに悩んでいるなら、ぜひ当院へお越しください。

痛みの原因を根本から解決し、あなたが再びグラウンドで輝けるよう、スタッフ一同全力でサポートいたします。

あおき整形外科クリニックの診察時間と診療日の情報

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