なぜ筋肉を落とさず痩せることが重要なのか?
単に体重を減らすだけでは、本当の意味での健康にはつながりません。筋肉まで減ってしまうと基礎代謝が落ち、かえって太りやすくなったり、姿勢が悪くなって腰や膝に痛みが出たりすることもあります。
健康的なダイエットとは、体脂肪を減らし、筋肉を維持または増やすこと。
当院では、体組成にも着目したダイエット支援を行っています。
InBodyでわかる!あなたの本当の健康状態とは?

当院では、高精度体組成計「InBody770」を導入しています。
体重やBMIにくわえて、以下の項目を数値で確認できます。
- 筋肉量
- 体脂肪率
- 体水分量
- 内臓脂肪レベル
- 部位別筋肉バランス
これにより、単なる見た目や数字にとらわれず、科学的に自分の身体を理解できます。
無酸素運動と有酸素運動の違いと役割

ダイエットでは「筋肉を維持・増やす無酸素運動」と「脂肪を落とす有酸素運動」の両方をバランスよく取り入れることが重要です。
- 無酸素運動:筋トレなど、筋力をつけるための運動
- 有酸素運動:ウォーキングやジョギングなど、脂肪を燃焼しやすくする運動
整形外科の視点で見る「正しい運動習慣」のつくり方

膝や腰に不安がある方でも、安全に取り組める運動があります。
たとえば以下のものです。
- ストレッチ
- 水中ウォーキング
- 軽負荷の筋力トレーニング
- 膝に負担をかけない自転車運動
運動は継続がなにより大切です。痛みや不安がある方は、まずは当院のリハビリスタッフにご相談ください。
筋肉を維持・増やすための「タンパク質」の取り方

筋肉づくりに欠かせないのがタンパク質。摂取のタイミングは、運動後30分以内が効果的です。
- 一日の目安→体重1kgあたり1.2〜1.5g
- 食事でとれない場合→プロテインがおすすめ
当院では、目的別に合ったプロテインの選び方もアドバイスしています。
脂肪を燃やす!有酸素運動の正しい取り入れ方

有酸素運動の効果は、やり方次第で差が出ます。
- 1回20〜30分を週3回以上が目安
- 会話ができる程度の負荷がベスト
InBodyの計測データを参考にしながら、効率的な運動プランをご提案しています。
筋トレ初心者でもできる無酸素運動

「ジムに行くのはハードルが高い…」という方も大丈夫です。自宅でもできる簡単な筋トレをご紹介します。
- スクワット(浅めでもOK)
- 椅子を使ったヒップリフト
- 壁を使ったプッシュアップ
運動時には、正しいフォームを心がけることでケガのリスクを下げられますよ。
よくあるダイエットの失敗例と改善のポイント

- NG例①:食事制限だけで痩せた → 筋肉まで減り、リバウンド
- NG例②:有酸素運動だけで満足 → 筋力が落ちて代謝低下
体組成を見ながら、適切に軌道修正していくことが大切です。
「痩せたいけど変わらない…」そんな方には医療的な選択肢も

どうしても結果が出ない、自己管理が難しいという方には、GLP-1注射という選択肢(実費)もあります。
GLP-1とは食欲を抑え、血糖値を安定させる作用があり、医師の管理のもとで安全に使用できます。
GLPー1ダイエットについての詳細はこちら
もちろん基本は食事と運動の改善からですが、「奥の手」として医療の力を活用するのも一つの手段です。
ご希望の方は、医師とのカウンセリングで適応を丁寧に説明いたします。
まとめ

- InBodyで見える化しながら、自分の身体の変化を正しく把握
- 有酸素と無酸素運動を組み合わせ、筋肉を守りながら脂肪を減らす
- タンパク質の摂取やプロテイン活用で筋力維持をサポート
- 必要に応じてGLP-1などの医療サポートも活用可能
整形外科医の専門的な視点で、健康的なダイエットをサポートいたします。