「膝の奥がズキッと痛む」「動かすと引っかかる気がする…」そんな不安を抱えたまま放置すると、日常生活の動きがどんどんつらくなります。
今回の記事では、半月板が痛いときの対処法や受診目安をお伝えします。
ご自宅でできるセルフトレーニングも解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね!
半月板が痛いときにまず知っておきたいこと

半月板の痛みは膝の使いすぎ、加齢など、さまざまな理由で起こります。
まずは「半月板とは何か」「痛みが出るときの原因」「ほかの膝痛との違い」をしっかり理解することが大切です。
ここを知ることで自分の膝の状態がつかみやすくなり、今の痛みにどう対処すべきか判断しやすくなりますよ。
半月板とは?膝のクッションの役割
半月板は膝の中でクッションの役目をしている、とても大切な組織です。
体重による衝撃を受け止めたり、膝関節の動きをなめらかにしたりしてくれます。
たとえば、ジョギングするときの膝には体重のおよそ3倍〜5倍の力がかかるとされています。
もし半月板がなければ、その衝撃が膝にダイレクトにかかってしまうのです。
半月板が痛くなる主な原因
半月板が痛くなる原因の多くは「外力」「加齢変化」「使いすぎ」の3つです。
代表的な動作には、以下のようなものがあります。
- スポーツ中の着地や方向転換
- 階段の上り下りのくり返し
- 急なひねり動作
- 加齢による変性(すり減り)
特に中高年になると、わずかな動きでも亀裂が入りやすくなります。
たとえば、久しぶりに運動したときに「膝の奥がズキッ」と痛み出すケースは珍しくありません。
半月板損傷と他の膝痛の違い
半月板損傷は引っかかる痛みが特徴で、ほかの膝痛とは症状が少し違います。
- 半月板損傷:引っかかる・曲げ伸ばしで痛い
- 変形性膝関節症:立ち上がりで痛い・朝こわばる
- 靭帯損傷:不安定感が強い
半月板が傷つくと関節のすき間で動きがスムーズにいかず、引っかかり感が起きやすくなるのです。
ひどい場合だと、引っかかったまま、膝が曲げ伸ばしできなくなることもあります。
半月板が痛いときの主な症状とチェック方法

半月板の痛みは、日常の動きの中で突然あらわれることが多いです。
この章では、「どんな動きで痛みやすいのか」「危険なサインは何か」をわかりやすくまとめました。
症状を知ることで、受診のタイミングが判断しやすくなりますよ。
膝を曲げ伸ばしすると痛い・引っかかる
曲げ伸ばしでの痛みやひっかかりは、半月板の損傷が疑われる代表的なサインです。
なぜなら半月板が損傷すると、膝の中でクッションの形が変わり、動きの邪魔をしてしまうからです。
実例として、「正座をしようとすると途中で痛くて曲がらない」という患者さんは、半月板の後ろ側に負担がかかり痛みが出ているケースが多いです。
このように、曲げ伸ばしで痛むのは半月板トラブルの典型的なパターンです。
「階段」「しゃがむ」「立ち上がる」で痛むのは危険サイン
階段やしゃがみ動作で痛む場合、半月板に強い負荷がかかっている可能性があります。
その理由は、半月板が押しつぶされるようにストレスを受けるからです。
とくに階段の下りは負荷が大きく、痛みが出やすい場面です。
放置していると、痛みが続くだけでなく、膝をかばう歩き方が習慣になり、筋力低下につながることもあります。
半月板の痛みは自然に治る?それとも病院へ?

半月板の痛みは「そのうち治るかな」と思いがちですが、実は自然に治りにくいケースが多いです。
この章では「半月板がなぜ治りにくいのか」「早めに受診すべき症状はどれか」「放置するとどうなるか」をわかりやすく解説します。
早めに正しい判断ができるようにすることで、悪化を防いでいきましょう。
半月板の傷は修復されづらい
半月板は血流が少ないため、自然治癒がとても難しい組織です。
半月板の外側にはわずかに血管がありますが、内側にはほとんど血流がありません。
血流が少ないと、傷ついた組織を修復する細胞が届きにくく、治りにくくなるのです。
早期受診が必要な症状の見分け方
早く受診すべき症状の例は、以下のとおりです。
- 歩くと膝が抜ける感じがする
- 膝が動かなくなる(ロッキング)
- 明らかな腫れが1〜2日で引かない
- 階段の上り下りが激痛で困難
これらの症状は半月板が大きくずれたり、関節内で引っかかったりしている可能性があるためです。
放置すると起こるリスク
半月板の痛みを放置すると、関節の変形につながる恐れがあります。
なぜなら、膝の軟骨に直接負担がかかり、すり減りやすくなるためです。
実例として、若い頃に半月板を傷めて治療せず、そのまま運動を続けた結果、膝の変形が進んでしまった方もいらっしゃいます。
まとめると、「痛むけど動けるから大丈夫」という放置が、将来の膝トラブルにつながる危険があるということです。
半月板が痛いときに受けるべき検査

半月板の痛みは見た目ではわかりにくいため、正しい検査が大切です。
この章では、整形外科でどんな検査を受けるのか、検査で何がわかるのかをまとめました。
検査を理解することで「何をされるの?」という不安が減り、受診のハードルがぐっと下がりますよ。
整形外科で行う診察の流れ
診察の流れは以下のとおりです。
- 問診:痛む場所・動き・きっかけの確認
- 触診:腫れ・熱感・押したときの痛みをチェック
- 徒手検査:膝を動かして、ひっかかりや不安定性を確認
- 必要に応じてMRIや超音波検査
膝の痛みは原因が複数あるため、総合的に確認しないと正確な診断ができません。
そのため、整形外科での診察は段階的に原因を絞り込み、確実に診断するステップを踏んでいます。
MRI検査・超音波検査でわかること
半月板の損傷を正確に判断できるのは、MRIと超音波検査です。
MRIでわかることは、以下のとおりです。
- 半月板の裂け目の位置・大きさ
- 軟骨や靭帯の状態
- 関節内の炎症
超音波でわかることは、以下のとおりです。
- 関節内に水がたまっているか
- 半月板の関節内からの逸脱
- 半月板周囲の炎症
レントゲンでは半月板の状態はわからない
レントゲンは骨を見る検査であり、半月板は映りません。
そのため、「レントゲンでは異常なしと言われたけど痛い」という患者さんが、MRIで半月板損傷が見つかることは珍しくありません。
半月板が痛いときの治療法|手術しない選択肢も

半月板の治療は、必ずしも手術が必要なわけではありません。
この章では、保存療法から手術に至るまでの選択肢をくわしく紹介します。
治療法を知ることで、あなたにとって最適な方法を選べるようになりますよ。
保存療法|徒手・運動・物理療法と鎮痛剤
多くの場合、まずは手術ではなく、保存療法から治療を始めます。
理由として、軽度〜中等度の半月板損傷は、周囲の筋肉を整えたり炎症をおさえたりするだけで改善するケースが多いからです。
保存療法には以下の方法があります。
- 徒手療法:関節の動きをなめらかにする
- 運動療法:太ももの筋肉を整えて負担を軽減
- 物理療法:電気刺激や温熱で炎症をやわらげる
- 鎮痛剤の使用:急性期の痛みをおさえる
関節注射やサポーターの活用
炎症が強い場合は、関節注射やサポーターが症状改善の助けになります。
なぜなら、炎症が強いと筋肉がうまく働かず、痛みが長引いてしまうためです。
関節注射では、痛みや腫れの改善が期待できます。
サポーターをすると、膝の不安定感をおさえたり、動作時の痛みを軽減したりできます。
手術が必要になるケースとは?
手術が必要なケースは、痛みが強く、日常生活に支障をきたすときです。
たとえば、以下のような例があげられます。
- ロッキングが続く
- 歩く・階段が困難
- 半年以上改善がみられない
半月板が「バケツ柄」のようにめくれてしまう損傷は、手術が有効なことが多いです。
半月板が痛い人のためのリハビリとストレッチ

半月板治療では、痛みを取るだけでなく、再発をふせぐことも重要です。
この章では、膝を安定させるリハビリや日常の工夫、家でできる運動を具体的に紹介します。
リハビリを知ることで、痛みにくい膝づくりができるようになりますよ。
リハビリでめざす膝の安定化
リハビリの目的は、膝を安定させる筋肉を整え、半月板への負担を減らすことです。
たとえば、以下のようなことを行います。
- 太もも前後の筋力調整
- 股関節の柔軟性アップ
- 体重のかけ方の指導
実例として、前ももの筋肉が弱い方は、階段の下りで膝が痛みやすい傾向にあります。
この筋肉を重点的に鍛えることで、痛みが改善することは珍しくありません。
また、体重管理も有効な方法です。
階段昇降で痛みを悪化させない工夫
階段では「下りに注意」がポイントです。
その理由は、膝には下りのほうが負荷がかかるためです。
おすすめの工夫点には、以下のことがあります。
- 手すりを活用する
- 痛い側の足から、一段ずつ降りる
ちょっとした工夫で階段の痛みを減らせるので、試してみてくださいね!
自宅でできるストレッチと筋トレ例
家でできる運動でも、半月板の痛み改善に役立ちます。
なぜなら、筋力や柔軟性が整うと膝の負担が減り、半月板が守られやすくなるためです。
- 裏ももストレッチ:いすに座って片足を伸ばす
- ヒップリフト:あお向けで両膝を立てた状態でお尻を持ち上げる
- 膝伸ばし(クアドセッティング):床に脚を伸ばした状態で膝に力を入れる
自宅でのケアが、膝の安定と痛み改善に貢献しますよ。
再発を防ぐための生活習慣・体の使い方
体の使い方を見直すことが、再発防止のカギです。
なぜなら、間違った動作は膝に負担をかけ続け、くり返す痛みの原因になるためです。
意識したいポイントは、以下のとおりです。
- 長時間の正座を避ける
- 無理な方向転換をしない
- 重い物は体に近づけて持つ
また、体重管理を行い、膝への物理的な負担を軽減することも大切です。
半月板が痛いときに頼れる整形外科クリニックの選び方

半月板の治療では、診断の正確さとリハビリの質が重要です。
この章では、クリニック選びのポイントと、岡山市で診療している当院「あおき整形リハビリクリニック」について紹介いたします。
岡山市で半月板治療に強い「あおき整形リハビリクリニック」の特徴
岡山市北区にある当院「あおき整形リハビリクリニック」は、半月板損傷に対応できる整形外科クリニックのひとつです。
当院の特徴は、以下のとおりです。
- 超音波など精密検査が可能
- 痛みの原因をわかりやすく説明
- 理学療法士による個別リハビリ
- 膝の診療経験が豊富な整形外科医が担当
陸上やサッカー、バスケなど、スポーツ経験のある理学療法士が在籍しています。
医師との連携を密にとりながら、スポーツ選手からご高齢の方まで早期改善のサポートを行っています。

専門医・スポーツ整形に強いクリニック選びのポイント
半月板の治療は、膝専門の知識がある整形外科を選ぶことが重要です。
- スポーツ整形の診療経験が豊富
- MRIや超音波検査が受けられる
- 膝専門の医師が在籍している
というのも、半月板は専門的な知識と検査技術がないと、見落としが起こりやすいためです。
また、スポーツ整形に強いクリニックでは、動作分析まで行って原因をくわしく説明してくれます。
リハビリスタッフの質と設備の重要性
半月板治療には、丁寧なリハビリを受けられる環境も不可欠です。
リハビリでは徒手・運動・電気の3本柱で、膝に対してアプローチをしていきます。
とくに再発防止のために体の使い方を覚えることは、アスリートにも一般の方にも欠かせません。
まとめると、医師による治療とリハビリの両輪が整っているクリニックが理想です。
まとめ:半月板が痛いときは早めの診断と適切なリハビリが大切!

半月板の痛みは、放っておくほど悪化しやすく、日常生活の負担も大きくなります。
だからこそ、違和感の段階で検査を受け、早めにリハビリを始めることがとても重要です。
多くの方は手術をせずに症状改善できますので、まずは専門医に相談して痛みをため込まない生活に戻っていきましょう。

