第7の栄養素 フィトケミカル
5大栄養素
炭水化物
たんぱく質
脂質
ビタミン
ミネラル
最近は、第6の栄養素として「食物繊維」も含まれてきています。そのような中、近年さらに注目を浴びている栄養素があります。
第7の栄養素「フィトケミカル」
トマトに多く含まれる「リコピン」
にんじんに多く含まれる「βカロテン」
例えばこのような5大栄養素・食物繊維以外の栄養素は、フィトケミカルに含まれます。
フィトケミカルは現段階で発見されているもので約1500種類ありますが、未発見のものが約1万種類あるとされています。
1つの野菜に1種類のフィトケミカルではなく、何種類も豊富に含まれています。
フィトケミカルに関する研究や論文報告は年々増えて来ており、その1つを紹介します。
トマトに多く含まれる「リコピン」は肝機能の維持・改善という作用があります。実際に肝機能の悪い方を対象に「トマトを摂取」と「リコピンのみ摂取」した群に分けその後の肝機能の検査を行いました。
結果は、「トマトを摂取」した群は肝機能は改善方向に向かったのに対し、「リコピンのみ摂取」した群は肝機能が悪化したという方向があります。
トマトに含まれるリコピンに加え、まだ発見されていない何らかの栄養素が協力することで肝機能の向上に向かったのではないかと考えられます。
サプリメントでフィトケミカルやビタミン群を摂取することは簡単ですが、野菜を食べれば複数の栄養素が摂れるため、野菜での摂取をおすすめします。
熱にも強いので、炒めたりしても基本的に問題ありません。
前回お伝えしたように、野菜の摂取量は減少傾向にあります。美容や健康への投資という意味も兼ねて、野菜を食べる習慣をつくりましょう。
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