その他の症状でお困りの方へ
骨粗しょう症
睡眠時無呼吸症候群
神経痛
巻き爪
こちらのページでは、筋肉や関節以外で多くの方が悩まれている骨粗しょう症・睡眠時無呼吸症候群・神経痛・巻き爪について、分かりやすくご説明いたします。
骨粗しょう症
高齢化がすすみ、介護が必要となる方は2040年に1,000万人を超えると試算されています(総務省統計局)。そして、介護が必要となる原因の多くが転倒や骨折です。
これは本人がお辛いだけではなく、ご家族や社会的な負担も問題となっています。骨折の治療は手術治療をも飛躍的に進歩し後遺症が減り、リハビリテーションで寝たきりになることも昔より少なくなっています。
しかし、骨折の原因となっている骨粗しょう症の治療がまだまだ不十分であり、不幸にして骨折を繰り返してしまう方が多いのが現状です。

日本整形外科学会「整形外科シリーズ1」より画像引用
大腿骨近位部骨折が起きると、死亡リスクは6.7倍、脊柱骨折は8.6倍になると言われています。欧米諸国では骨粗しょう症治療をしている方は非常に多く、ブルガリアでは骨粗しょう症の人の95%がきちんと治療を受けているとも報告されています。
残念ながら、日本では治療云々の前にきちんと骨粗しょう症の検査をしている自治体がまだまだ少なく、全国平均5%(岡山県は2%以下)という報告も出ているのが現状です。
まず、しっかりと検査を行っていきましょう。また骨折した人は次の骨折を起こさないための治療も検討しましょう。

骨粗しょう症は予防が何よりも大切です。
- 禁煙
- アルコールを控える
- 日中外に出て、散歩をする
これらのことなら今日からでもできますね。
睡眠時無呼吸症候群
大きないびき、朝起きた時に喉が乾いてガラガラ、昼間眠くて困る、仕事をしていても集中できない、会議があると眠くて仕方ない、車の運転すると突然眠気に襲われる、睡眠の途中に目が覚める。
これらの症状は睡眠時無呼吸症候群という病気で起こっている可能性があります。
この病気は日中眠いだけで済むものではなく、身体にも影響を与えます。例えば睡眠中の体の酸素が少ないことから心筋梗塞や不整脈などの病気を引き起こすことがわかっています。
集中力の低下や仕事中の居眠り仕事、交通事故など社会的な問題まで引き起こしてしまいます。皆さまも昨今よくテレビで見聞きしたことがあるかもしれません。
実は医師である私も昔からいびきが大きく、日中の眠気、特に長時間の運転で突然くる眠気に悩んでいました。一度治療により検査をしました。検査自体は自宅でできる簡単なものです。検査の結果は立派な?睡眠時無呼吸症候群であったことがわかりました。
現在はCPAPとよばれる治療機を使用して寝ています。いろいろなタイプがありますが、鼻にマスクを装着しそこから空気が送り込まれ、呼吸の通り道をしっかりと確保されます。そして快適な呼吸ができるようになります。今まで悩んでいた大きないびきは全くなくなり、日中の眠気や運転中の眠気もすっかりなくなってしまいました。CPAP導入後は実際に無呼吸回数がどう変化したか、睡眠のデータをもとに、快適に使用するための工夫なども併せてアドバイスさせていただきます。
全ての人がCPAPの適応ではなく、状態に応じて睡眠時無呼吸を改善させるマウスピースが適応の方もいらっしゃいます。当院から専門的にマウスピース治療を行ってくれる歯科をご紹介させていただきます。
まずはお気軽にお問い合わせください。
神経痛
神経痛といっても症状や痛みの部位は人によってさまざまです。
- 実際に神経に腫瘍やヘルニアなど何かが物理的に当たって神経が圧迫されて痛みが出ているもの
- ウイルスなど神経に炎症が起こり痛みが出るもの
- 元々ある筋肉の動きが悪くなり筋膜や神経を包む膜自体で神経が締め付けられるように圧迫されているもの
- 神経に傷が入っていることによる痛み
原因はさまざまであり、原因を紐解きながらその病態にあう治療を行なっていきます。神経痛を抑える薬も現在いろいろ開発されてきています。薬の治療の他にも病態によりますが、現在エコー検査を併用した神経や筋膜のリリース治療も行なっています。
巻き爪
爪の端が皮膚に食い込む状態で痛みを引き起こしたり、時に赤く腫れ上がったり、膿が出たりなどの炎症を引き起こすことがあります。
痛みのために姿勢や歩き方が悪くなり、膝や腰の痛みの原因になることがあります。巻き爪の主な原因は3つです
- 爪切りの方法
- 歩き方や合わない靴
- 外反母趾などの足の異常

爪は深爪をしないようにしましょう。特にに爪の先端の角の部分を切ってしまうと爪は丸まろうとする力が働き、巻き爪になりやすくなります。
状態に応じてどの治療にするかご相談させていただきます。お気軽にお問い合わせください。