メディカルダイエットとは?
膝や腰の痛みを減らすには、超過した体重を落とすことが有効です。
しかしながら、痛みがあるなか運動をしてもモチベーションが続かない現実があります。
食事制限とも向き合わなければならず、多くの方が減量のむずかしさを経験されてきたことでしょう。
そこで当院ではメディカルダイエット(GLP-1ダイエット)を導入することに決めました。
メディカルダイエットとは、GLP-1受容体作動薬を自己注射することによって無理なくダイエットできるものです。
自己注射といっても、短い針なので痛みはほとんどありません。手軽に痩せることができ、欧米では爆発的な勢いで人気が広まっています。
海外の研究では54週間の使用により平均8.4kgの体重減少を認めています。
GLP-1受容体作動薬とは?
GLP-1はもともと体内にあるホルモンで、3つの効果があります。
- 食欲の抑制
- 血糖値抑制
- 脂肪燃焼効果の上昇
すこしの食事で満腹感がうまれ、食べ過ぎを防ぐことができます。
消費エネルギーがふえる効果もあり、肥満症の改善をますます期待できるでしょう。
また食後の血糖値上昇をおさえる働きもあるので、血糖値の安定化も期待できます。
インスリンとちがい、GLP-1は血糖値が安定すると作用しなくなるため、低血糖状態にはなりにくいのが特徴です。
実際にGLPー1受容体作動薬に関する研究結果が次から次へと報告されています。
- 非アルコール性脂肪肝の改善 − 岡山大学
- 二型糖尿病患者で心血管イベントを抑制 − 岡山大学
- 2型糖尿病患者の大腸がんリスクを低下 − 米国のケース ウェスタン リザーブ大学
脂肪肝の改善、心血管系の保護、腎臓機能保護などの効果も期待できるだろうといわれています。
当院のメディカルダイエットの流れ
まず血液検査と筋力検査を行います。
- 血液検査→膵臓の機能や血糖値などのチェック
- 筋力検査→脂肪量・筋肉量・むくみを部位別にチェック
お身体の状態をくわしく知ることで、より効果的な運動アドバイスも可能です。
基礎代謝もわかりますよ。
診療費用
国内では未承認の治療法のため自由診療です。
- 初回診察 (Inbody検査付き) 2,200円
- 血液検査 2,200円
- サクセンダ 1本 25,000円(通常量0.6mgの場合 約1ヶ月分 注射用材料込み)
- 2回目以降の診察(Inbody検査付き) 1,100円
血液検査は検診結果等を持参していただければ、代用可能です。
使用する薬品はサクセンダと呼ばれるものです。
国内では認可を受けていませんが、アメリカをはじめ世界各国では肥満症の改善薬として承認を受けています。
注意点
食事量が減ることで脂肪だけでなく、筋肉が落ちることも予想されます。そのため筋力トレーニングもあわせて実践していきましょう。
また以下の既往がある方は、メディカルダイエットをお受けできません。
- サクセンダの成分にアレルギーがある方
- 膵炎や腹部手術、腸閉塞の既往歴がある方
- 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡、1型糖尿病に該当する方
副作用
GLP-1メディカルダイエットには、想定されるいくつかの注意点があります。
- 注射製剤は自己注射した際に内出血することがあります。
- サクセンダは肥満症の適応で承認は得られておりません。日本ではサクセンダと同成分であるビクトーザが、2型糖尿病の適応で承認されております。
- 個人差はありますが治療初期に吐き気や頭痛、胃のむかつき、便秘、下痢、腹痛などの症状が見られることがあります。 治療を継続していく内にこのような症状は徐々に軽減していきます。そのほか極稀に、低血糖を引き起こすことがあります。
- 当院で使用しているGLP-1はデンマークのnovo nordisk社で製造されたものを海外より(現在トルコ)輸入しております。FDA(米国食品医薬局)やEU諸国では肥満治療薬として承認されており安全性が認められていますが法的・公的な補償の対象外となり、重篤な健康被害や副作用が生じてもすべて自己責任となります。国内未承認薬のため、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。安心安全なダイエットのためにも個人輸入や代行は避けることをおすすめします。
- サクセンダの使用中は筋肉量が下がりやすくなるため、適切なカロリーでの食事療法を心がけ、その食生活を習慣付ける必要があります。サクセンダの使用により過剰な食欲を抑制し、無理のない食事制限が可能となり、正しい食生活を身につけることで、サクセンダを中止しても体重は戻りにくくなります。ただサクセンダをやめると、食欲も戻ります。
当院では医師によるアフターフォローをしっかりと行っております。治療において気になる点がございましたらお気軽にご相談ください。
