なぜ整形外科で体重管理が重要なのか?
膝や股関節、腰の痛みは、加齢や骨の変形だけでなく、体重による負担が大きく関係しています。
体重が1kg増えると、歩行時には膝関節にその数倍の負荷がかかるといわれているのです。
そのため、以下のように「運動をしたくてもできない!」という声をよく伺います。
- 痛みがあって運動ができない
- 運動した方が良いのは分かっているが続かない
そこで当院では、運動やリハビリの効果を高める土台として、医学的に体重管理を行うメディカルダイエットを取り入れています。
体重を減らすことで関節への負担は軽くなり、痛みの軽減・動作の改善・リハビリの効果向上が期待できます。
メディカルダイエットとは
メディカルダイエットとは、体の中にもともと存在するホルモンの働きを利用して、体重管理を行う治療法です。
欧米では、肥満治療として広く行われています。
意思の力だけに頼るダイエットとは異なり、自然に食事量が減る状態を医学的につくることを目的としています。
使用する薬剤は自己注射です。針は非常に細く、痛みはほとんどないので安心してください。
マンジャロの特徴(GLP-1治療との違い)
GLP-1治療の目的は、食欲を抑えて満腹感を出すことです。
マンジャロはそこにGIPというホルモンを加えることで、体のエネルギーの使い方そのものを整える治療になっています。
具体的には、血糖値が安定しやすくなることで脂肪がたまりにくく、空腹になりにくい体をつくれます。
結果として、太りにくい体内環境を整えられるのです。
このようにマンジャロは、「我慢するダイエット」ではなく、「食事量が自然と減っていくダイエット」をめざせることが特徴的です。
なぜ血糖値の急激な上昇を抑えると痩せやすいのか?
食事のたびに血糖値が急に上がると、体は血糖を下げるために多くのインスリンを分泌します。
この状態が続くと、以下のような状態になります。
- 余ったエネルギーが脂肪としてたまりやすくなる
- 血糖値が下がったときに強い空腹感が出やすくなる
具体的な生活習慣にたとえると、「食後しばらくして急にお腹が空く」「間食や甘いものが欲しくなる」といった状況が挙げられますね。
まさに、太りやすい悪循環といえるでしょう。
当院でのメディカルダイエットの流れ
治療開始前に、血液検査と体組成測定(InBody)を行います。
- 血液検査:血糖値、肝機能、膵臓などの状態確認
- InBody:体脂肪量、筋肉量、むくみを部位別に評価
体の中身を正確に把握することで、筋肉量をできるだけ保ちながら、リバウンドしにくい減量をめざします。
また必要に応じて、リハビリによる運動療法と組み合わせて治療を行います。
診療費用
本治療は、肥満症治療としては国内未承認のため自由診療となります。
- 初回診察:2,200円(InBody検査付き)
- 血液検査:2,200円(健康診断結果などがあれば代用可)
マンジャロ(1本=1回分、週1回使用)
- 2.5mg:4,500円
- 5mg:9,000円
- 7.5mg:13,500円
- 10mg:18,000円
- 12.5mg:22,500円
- 15mg:27,000円
※注射用材料費込み
※通常は月4回使用が目安です
※効果や副作用には個人差があるため、医師と相談しながら用量を調整します
- 再診料:1,100円(InBody検査付き)
注意点
食事量が減ることで、脂肪だけでなく、筋肉量も低下する可能性があります。
そのため当院では、筋力トレーニングなど運動療法の併用をおすすめしています。
また、以下に該当する方は治療をお受けできません。
- 1型糖尿病の方
- 膵炎の既往がある方
- マンジャロの成分にアレルギーがある方
- 重度の消化管疾患や腸閉塞の既往がある方
- 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡の既往がある方
その他、持病や内服薬によっては慎重な判断が必要な場合があります。診察時に必ずご相談ください。

