睡眠とケガの関係
思春期のアスリートで平均睡眠時間が8時間以下の場合、8時間以上のアスリートに比べて傷害発生リスクは1.7倍
寝る子は育つ。昔からよくいわれる言葉ですね。この言葉には「身体が健やかに大きく育つ」意味だけではなく、アスリートにとっては選手としての大成にも関わってきそうです。
選手にとって身体は資本です。痛みや不調なく、充実した練習をできることが全ての土台です。
睡眠には身体を大きくするだけでなく
- 怪我の予防
- パフォーマンスの改善
の役割もあります。たとえばこのような研究結果があります。
睡眠がしっかりとれている場合、スプリントタイムの向上やスリーポイントシュートの成功率が向上した。
怪我をすればその期間、満足のいく練習ができなくなります。そのためにも睡眠はとても大切です。
寝不足による影響は他にも多くあります。
・判断能力など認知機能の低下 ・反応時間の遅延 ・活力の低下 ・記憶力の低下
スポーツや勉強、日常生活などいろいろなシチュエーションでマイナス影響が出てしまいそうですね。
理想の睡眠時間

毎日7~8時間の睡眠をとることが理想的です。とはいえ、日本人の平均睡眠時間は約6.5時間。塾・宿題・習いごと・お仕事・家事など、忙しい毎日を過ごす現代人にとって睡眠時間の確保はむずかしい問題です。
だからこそ、睡眠について考えるときには「量(睡眠時間)と質(眠りの深さ)」の2つを考えるようにしましょう。
上記のことは睡眠コラムVol2.「睡眠の量と質」で、くわしくお伝えしますね。
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