ストレッチ

vol.2 短期的効果と長期的効果

静的ストレッチの効果2つ

短期的効果

長期的効果

ストレッチコラム2の表紙

「ストレッチをしても柔らかくなりません」

このような言葉をよく聞きますが、目的と違ったストレッチの方法をされていたり、ストレッチの持続効果を勘違いしていらっしゃることが多い印象です。

短期的効果:ストレッチ部位・時間によって持続効果は異なります

長期的効果:1ヶ月継続できれば、その後やめても1ヶ月は効果が持続する可能性があります

ストレッチを行えばその場で即時的に柔軟性が改善されるのを実感できることでしょう。

ただ、基本的には静的ストレッチの効果はその場限りであることが多く、一晩寝れば元に戻ってしまいます。

https://aoki-ortho.com/wp-content/uploads/2020/09/CFC3C2B6-1BD3-4E60-B78B-E82C9FAEA0DA-300x300.jpeg

柔軟性に対する1回の効果には限界があり、単発的なストレッチの効果は乏しいようです。

このことだけを聞くと、確かに静的ストレッチに意味はないのかもしれません。

ただし、短期的な効果はその場限りかもしれませんが、1ヶ月ストレッチを継続することができれば長期的な効果が見込めます

まさに、”継続力“が大切ということですね✨

逆に言えば、1週間に1回しかストレッチを行っていないのに、「柔らかくなりません」というのはやり方の問題もあるかもしれませんが、そもそもの頻度が少ないという問題が大きいです。

静的ストレッチのしおり

静的ストレッチの効果を高めるために、その要素を細かく見ていきましょう。

静的ストレッチの効果 = 時間 × セット数 × 頻度

ストレッチの効果は、時間・セット数・頻度を掛け算していくイメージです。どれか1つでも”0″であれば、効果は0です。

時間 👉 1部位につき合計2分

回数 👉 1回30秒なら4セット=2分、1回20秒なら6セット=2分

頻度 👉 週に3~4回

こちらのストレッチ動画をご覧ください。

これは右前ももの動的ストレッチです。膝を曲げて前ももに伸びてる感が出たら、そこから時間を数えます。

個別具体的なストレッチ方法はまた別の機会にお伝えできればと思いますが、上の動画で言えばポイントは1つです。

腰が反らないようにすること

右側が終われば、左側も同様に行います。ですので、両方の前もものストレッチには合計で4分は必要ということですね。

今されているストレッチのやり方と比較していかがでしょうか?もし足りていない部分があれば、次回から早速変えてみましょう♪

静的ストレッチをより効率的にする方法と注意点

ストレッチを行うタイミングはお風呂上がりがベストです。お風呂で筋肉が温まればより伸びやすくなります。

忙しかったり、何か用事があれば、もちろんお風呂上りでなくても大丈夫です。

ただ、注意点はいつどんな時でも共通です。それは、痛くなるまで筋肉を引き伸ばさないこと。

やみくもに伸ばせば、筋肉を自分で傷めつけているようなものです。

気持ちいい〜痛気持ちいい“くらいで十分です。


第2回ストレッチコラムはこれで終わりです。ご覧いただきありがとうございました。第3回ストレッチコラムは”静的ストレッチとパフォーマンスの関係“についてです。ぜひご覧ください✨

関連記事

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP