栄養

Vol.13 大人たちのパートナー”アルコール”

食品カテゴリーマップの図

仕事を頑張った後に、キンキンに冷えたビールで喉を潤す。

「このために頑張った!」

「最高!!」

特に暑い日に飲むビールは一層美味しく感じますよね。ただ、嗜む程度の量は問題ないですが、過剰な摂取は身体に大きく影響を及ぼします。

第1に、自律神経バランスの変化です。

お酒を飲むと「落ち着く」と言う方もいますが、これはアルコールにより感覚が麻痺して錯覚を起こしています。基本的には交感神経優位の状態になり、自律神経コントロールは乱れてしまいます。

第2に、アルコールを過剰摂取すると体内は脱水症状を引き起こします。

アルコールは肝臓で分解されますが、同時に水分も消費します。アルコールを摂取する量が増えるほど体内の水分量が減り、血液はドロドロになります。

先にお伝えしたようにアルコールを飲むと交感神経が優位になります。そうなると血管は収縮してしまうので、ドロドロ血液の影響も重なり血流が悪くなります。

その結果、末梢部である臓器は脳神経などに十分な血液が供給できずに嘔吐や頭痛に繋がることで、二日酔いの原因にもなります。

以上のことから、アルコールとは上手に付き合っていくことが大切です。お酒と一緒にお水を飲んだりするなど、工夫を加えていき楽しいお酒の席にしましょう!


今回の投稿をもちまして、栄養コラムを終了いたします。全13回の中で1つでもみなさんのお役に立つことができたなら幸いです。

栄養を通じて、みなさんが健康で幸せな日々を送れることを願っています。

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